ねぇ…先生。。





それからお兄ちゃんは私と隼人の勉強を教える。

最初の2時間くらいは真面目に勉強していた。


なのに今はなぜか


『隼人彼女は??』

なんて恋バナになっている。


『俺?いないけど?』

隼人は携帯をいじり始める。



『真面目に?!

じゃあ告白された回数は??』



『中学校の間で??』

ん??今のおかしいだろ?


中学校の間って…。


小学校でもかなりあったってことだよね??



『中学校の間では数えてないから分かんねぇけど軽く10は超えてる。


小学校合わせたら30くらいじゃねぇの?

同じヤツに2回とか告られたしな。』


サラリと言った我が弟、隼人。


『おっ?!俺の記録超したな?!』

なぜか残念そうなお兄ちゃん。


『兄貴の記録??』

首を傾げる隼人。


『俺の記録22回!!

ってことは隼人のほうが俺よりも多いよな?』

と、いうお兄ちゃんだけど、このお兄ちゃんの発言に驚きを隠せない私。


『ってか告白された回数とか数えてるワケ?』


小馬鹿にしたように笑う隼人。


『なんだよ??

数えちゃ悪ぃって言うのか?』

お兄ちゃんは隼人を睨む。


『だってキモくない??

告られるからってどうにかなるわけじゃないし。』



『は…「隼人!!」



お兄ちゃんが言うよりも先に私が口を開いた。






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