ねぇ…先生。。
『「隼人?!?!」』
そんな隼人の姿を見て叫ぶ3人。
隼人は
『めっちゃ久しぶりだ!!
姉貴まだ準備できてないから中入ってゆっくりしてよ。』
と、言った。
あんたの家じゃないっつーの
と、心の中で叫びながら手を動かす。
「姉貴なんて生意気になってー」
と、おばさんのように言う未来の声や
『はーやとっ!高校どこ行くの?』
と、テンションの高い海斗の声や
『あー眠みぃー』
と、呟いている大和の声が聞こえる。
今日ってセンター試験だよね?
なんでみんなそんなにリラックスしてるの?
「零?まだ??
そろそろ出ないと遅れちゃうんだけど?」
そこへ未来が部屋に入ってくる。
「あーうん。
今準備できたから行こっか。」
丁度準備を終えて鞄を持つ。
「それにしても隼人大人っぽくなったよね。」
と、呟く未来は遠い目をしている。
きっと小さい頃の隼人の姿を思い出してるんだよね?
そんな未来の姿を見て思わず吹き出す私。
「何よ??」
と、未来は私を軽く睨む。
「いや?おばさんみたいだなーと思って。」
思ったことを口にする私。
「零…ひどいよ。」
未来は俯く。
そして急に顔を上げたかと思うと
「今日は!頑張ろうね!!」
と、言って私のおしりを叩いた。
ねぇ…先生。。
今日…私の将来が決まると思う。
先生………??
私…今日頑張るからね。
先生、応援しててね…??