ねぇ…先生。。
『じゃあもうこうするしかねぇな。』
と、垣本くんの声がした。
『西城?この状況ってどういうことか分かる?』
垣本くんに言われて私はない頭で考えた。
私は床に押し倒されてその上に垣本くんがいる。
これはまさか…
…犯され……る…??
『分かった?西城零…??』
口元は笑っているのに目が笑っていない垣本くん。
いくらバカで鈍感と言われる私でもそれくらいは分かるよ。
「なんで?なんでこんなことするの?」
私は手足をばたつかせる。
それでもやっぱり男の子に敵うはずがなかった。
『無駄だ。諦めろよ。西城』
さっきとはうって変わって冷たく刺さるような垣本くんの声。
「や…やめてよ……」
私の初めては先生だって決めてるんだよ…。
可能性がなくても卒業するまでは夢を見させてよ。
でも今ここで垣本くんに……
犯されたら…………。
怖いよ…先生…。
助けてよ………