ねぇ…先生。。





「せんせーって優に似てる。」


勝手に動いた口。


『え?』


「笑顔とか仕草とか優にすごく似てる。」


また勝手に口が動く。



『へ~なんか複雑だな。


中2に似てるって俺には幼くて童顔だって

聞こえるんだけど??』



「あ、その通りかも」


私をからかうのが得意だったんだ、優は。


そして先生も優みたいに私を楽しそうにからかう。



『はぁ?!それ俺のことけなしてる?

西城ひでぇよ………』


そんな先生を見て笑顔になる。



『よしっ!西城が笑ったことだし片づけやるか!!』



先生は腕まくりをする。



『西城もやれよ~

片づけ終わるまで帰さないからなっ!!』



ニヤッと笑う先生。



やっぱり…変な教師だよ、先生は…。







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