ねぇ…先生。。
『落ち着いたか…??』
大量の涙はやっと止まった。
「ごめんね…先生。」
申し訳なくて謝った。
『なんで謝るんだよ…??』
先生は不思議そうな顔をしている。
「だって…スーツが…」
私は先生の着ているスーツを指した。
先生は私の指が指している場所を見る。
『うわぁ…やってくれたな。』
先生は私の顔とスーツを交互に見る。
「えへへ、ごめんなさい。」
私はまた謝る。
だって先生のスーツがね?
私の涙でね……??
ぐしゃぐしゃになっちゃってね…?
それってすごく申し訳ないじゃん??
『まあいいってこと。
零が無事だったしね。』
ニコッと笑う先生。