ねぇ…先生。。






『落ち着いたか…??』


大量の涙はやっと止まった。



「ごめんね…先生。」


申し訳なくて謝った。



『なんで謝るんだよ…??』


先生は不思議そうな顔をしている。



「だって…スーツが…」


私は先生の着ているスーツを指した。



先生は私の指が指している場所を見る。



『うわぁ…やってくれたな。』


先生は私の顔とスーツを交互に見る。




「えへへ、ごめんなさい。」


私はまた謝る。



だって先生のスーツがね?


私の涙でね……??



ぐしゃぐしゃになっちゃってね…?


それってすごく申し訳ないじゃん??



『まあいいってこと。


零が無事だったしね。』


ニコッと笑う先生。







< 270 / 307 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop