ねぇ…先生。。





「んー?だって垣本に声かけられた瞬間にイヤな予感したんだもん。



そしたら少し目を離したらどっか行ってて…?

で、先生呼びに行かなきゃって思って先生呼びに行ったワケよ。」


未来は一回言葉を切って先生と私をチラッと見る。



「それから先生は血相かいて調理室飛び出してあたしは別行動で探してた。


で、半分諦めてて調理室に行こうと思ったら保健室から声がしたわけよ。

ドアの前でちょっと話聞いてたんだ。


なかなか入るタイミング掴めなくて苦労したよ。」


と、自分の肩を揉みほぐしながらイスに座る未来。



「ってこんなゆっくりしてる場合じゃなかった!!

じゃあ急いでるからあたし帰るね。」


未来は勢いよくイスから立ち上がる。



そして先生の耳元で何かを囁いて


「頑張ってねぇ~」

と、ニヤニヤしながら保健室を出て行った。



「じゃあ私も帰ろうかな。」

ベットから降りる。



『あっ!制服…』


先生は机に置いてあった制服を持つ。



………………ちょ、ちょっと待って?!



私が襲われたとき制服で、

今ジャージを着ています。


はい、ここで疑問点。


誰が服を着替えさせたのか…



「ちょっと…お尋ねしてもよろしいですか?」


ここははっきり聞く方がいいでしょ?



『ん?何…??』


「ふ…服…服は…だ、誰が…」


変に緊張して思い通りに言葉が言えない。





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