ねぇ…先生。。
『ん?その顔は
”なんで知ってるの?”っていう顔だな?』
海斗は見透かしたように言う。
『お前ら3人!!
俺をバカにしすぎだってーの!
いつ先生のこと言ってくれるのかってずっと待ってたのにさ…』
と、言って拗ねる海斗。
『まあでもそんなことどうでもいいや!
とにかく先生待ってるんだから行ってこいよ。』
海斗は私に笑顔を向ける。
「海斗…ごめん!
あと……ありがとう!!」
私は海斗に頭を下げた。
『いいって!別にさ』
海斗は私の肩に手を置く。
『はい、いってら~』
そして私を起きあがらせ背中を押した。
その勢いのまま廊下を走った。
後ろから
「卒業祝いやるからちゃんと連れてきなさいよ」
と、未来の声が聞こえた。
そうだね………。
先生と一緒に行けたら嬉しいけど
まだどうなるか分からないよ…