ねぇ…先生。。





『ほい!これやるよ!!』


先生はイスから立ち上がり冷凍庫に近づいた。


そして冷凍庫から何かを出し私に投げる。



『ナイスキャッチ!!』


先生が投げた物は



「保冷剤……??」



だった。



『目に当てとけよ。』


先生は手で示す。



『泣き虫のお前のことだから
泣きすぎて目がやばくなってんじゃないかなって思ってさ。』


先生。。



さすがだね…。




私のことなんでも知ってるんだね。



私はハンカチに保冷剤を包み目に当てる。



『お前…夢見つけたんだって?』


先生は私の隣に座るとおもむろに口を開いた。




「へ…?なんで知ってるの??」



私の将来の夢はこの間やっと決まったんだ。







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