ねぇ…先生。。
第5章
先生の思い
未来が帰った後、
宿題をやってお風呂に入りあとは寝るだけ。
そこへ…
【ブーブーブーブー】
と携帯が鳴った。
「もしもーし」
『もしもし?零…??』
電話の相手は先生から。
久しぶりに聞く先生の声はどこか元気がない。
「どうしたの?せんせっ??」
『俺…もう我慢できねぇ…。
会いたいよ…零……。』
先生そんなこと言わないで…。
私だって会いたいんだよ…??
それを必死で我慢してきたのに。
『今から家行っていい??』
先生からの突然の提案。
独り暮らしの私はいつ誰が来ようと全く関係ないから大丈夫だけど…。
驚きながらも
「大丈夫だよ??」
と、返事をする。
『向かえに行くから待ってて。』
先生はそう言い残し電話を切った。