私が愛したセックスフレンド




玄関が開く。




「お邪魔しまーす。
さくらなんか久しぶりに
感じるな!」



「感じるんじゃなくて
久しぶりなんでしょ?
ともくんが友達
優勢し過ぎるから。」



「えっ怒ってたの?」



「違うよ。例え急に2週間
音信不通になってて
やっと来たメールが毎月恒例の
お泊まりの打ち合わせで

あれ?目的は身体だけ?

って思わせる態度
だったとしても
こうして会ってるんだし」



「なんだよそのいいかたっ
おこってんじゃん(-.-;)」



「怒ってないってば
寂しかっただけ!」




「………………さくら…
お前…可愛いな!笑」




「うるさいわほらご飯お食べ」


私はこの年頃の猿に
とりあえず餌付けをする。




「今日はなに?」




「ひき肉と
玉ねぎとトマトソースを混ぜて
パスタにぶっかけたやつっ
ただのレタスマヨネーズあえ

あとスパゲッティで玉ねぎが
余ったから作ってみたら
意外と手間のかかった
玉ねぎ汁。パンを浸して召し上がれ」




「あーはいはい
ミートスパゲッティに
サラダにオニオンスープね」




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