好きなのに
『どうして・・・』
私は、ビックリしてそんな言葉しか出なかった
「どうしてじゃないだろ。どうして妊娠していることを黙っていたんだ?」
『だって隼人の重荷になりたくなかったんだもん』
「なぁ、俺が付き合って二年目に言ったこと覚えているか?」
二年目って・・・
『それって』
「俺が一生お前を守る。そういっただろ。だから、これからは俺がお前とお腹の子を守る」
『隼人・・・・いいの?』
「あぁ。これから、美香とお腹の子三人で暮らそう。部屋は俺が借りたから。な?」