天使のメロディー
A組。
「お!君らカワイーじゃん!どこの子??」
突然、男の子が話しかけてきた。
金髪に沢山のピアス。紛れもないチャラ男だ。
「B組だけど…あんた誰??」
泉は、普段はこの調子。まったく…
「お!強気な美人は嫌いじゃないぜ!!俺は明石悠也!俺の彼女にしてやってもいいよ。」
明石くんは、そう言ってニッと笑った。
「誰が!そんなチャラ男と!!」
泉は、完全にキレてる。これは、やばいってば!!
『あのー…あたしたち、奏野くんに会いに来たんだけど…』
「えぇー!また和斗目当てかよ。。まったく…おい!和斗!かわい子ちゃん2名!」
そ、そんな大声出さなくても…
そんなことを思ったあたしの視界に、昨日見たばかりの奏野くんが写った。