天使のメロディー


A組。

「お!君らカワイーじゃん!どこの子??」

突然、男の子が話しかけてきた。
金髪に沢山のピアス。紛れもないチャラ男だ。

「B組だけど…あんた誰??」

泉は、普段はこの調子。まったく…

「お!強気な美人は嫌いじゃないぜ!!俺は明石悠也!俺の彼女にしてやってもいいよ。」

明石くんは、そう言ってニッと笑った。

「誰が!そんなチャラ男と!!」

泉は、完全にキレてる。これは、やばいってば!!

『あのー…あたしたち、奏野くんに会いに来たんだけど…』

「えぇー!また和斗目当てかよ。。まったく…おい!和斗!かわい子ちゃん2名!」

そ、そんな大声出さなくても…

そんなことを思ったあたしの視界に、昨日見たばかりの奏野くんが写った。



< 9 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop