不器用な恋
唯だ。
顔にはアザやかすり傷や切り傷があるがメイクで少し隠している。
茶髪のストレートを横の高めで結びカラフルなシュシュをつけている。
相変わらず、ジャラジャラ、ポップな明るい色のアクセサリーをつけている。
唯の後ろには、美波、紗依、咲夜華がたっている。
美波は短めの茶髪を巻いて、横に編み込みが2本してある。
ピンクのカラーゴムが目立っている。
紗依は長めの赤茶の髪を毛先だけ巻いていて、派手なネイル。
ネクタイはショッキングピンクだ。
咲夜華は焦げ茶の髪はサラサラのストレート。
メイクは黒基調のシンプルなもの。
シルバーのアクセサリーをあちこちにつけている。
咲夜華とアタシの趣味は似ている。
優貴のファンが空けた道を歩いてきた。
コツ、コツ、コツ………
唯達はアタシと同じ扱いだ。
『あ、由月!学校来て、大丈夫なわけ?』
紗依はアタシの机に近寄る。