不器用な恋



すると右隣から視線を感じた。



優貴がアタシを見て、優しく笑っていた。




『由月、学校来たんだ。』



アタシは小さく頷く。




『あ、いいよ?桐谷達と話してて。』




唯達の名前知ってるんだ。





アタシは優貴の前に座る、咲夜華に体を向けた。






『あっ、あのさ、由月。』


タイミングよく、咲夜華が話しかけてきた。




『夕姫奈がさぁ、また高校入るって……………言ってた…………』



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