不器用な恋
『えっ?どういうことだよ………おい!由月は、もう喋れねぇのかよ!』
越谷先輩はその男を睨み付ける。
『その可能性が高い。』
由月先輩はサイドテーブルに置いてあった、メモとペンを取り、何かを書き始めた。
“ 優貴、愛斗、わざわざ、来てくれて、ありがとう ”
『由月先輩の字、初めて見た。綺麗。』
由月先輩はまた何か書き始めた。
“ もう遅いから、帰りな? ”
いつのまにか、7時をまわっていた。
その間、由月先輩は少しも笑わなかった。
病院の帰り道。
越谷先輩と俺は一言もしゃべんなかった。
越谷先輩はその男を睨み付ける。
『その可能性が高い。』
由月先輩はサイドテーブルに置いてあった、メモとペンを取り、何かを書き始めた。
“ 優貴、愛斗、わざわざ、来てくれて、ありがとう ”
『由月先輩の字、初めて見た。綺麗。』
由月先輩はまた何か書き始めた。
“ もう遅いから、帰りな? ”
いつのまにか、7時をまわっていた。
その間、由月先輩は少しも笑わなかった。
病院の帰り道。
越谷先輩と俺は一言もしゃべんなかった。