不器用な恋

別れ道

ピーピーピー。



心電図の音が鳴り響いているのかな…



意識が飛びそう………




『姫城さーん?今、薬入れますからね。』

看護師はそういって、アタシの右腕に針を射した。




チクッと、右腕に痛みが走った。





段々、気分がよくなり、目の前もはっきり見えた。







『しばらく、横になっててね。』


看護師はアタシに笑いかける。


確か、中原有美って名前だったような。
< 65 / 239 >

この作品をシェア

pagetop