不器用な恋
起きたときから、ずっとアタシを担当してる看護師。



アタシはメモ帳とペンをとる。





“ アタシは、もう歩けませんか? ”



アタシは足に力が入らないというか、感覚がないことを気にしていた。




中原有美は複雑な表情だった。


『歩けなくなる……可能性があります……』




“ 中原さん、牧原先生を呼んできて、くれますか? ”




『名前、覚えてくれてたんですか。ありがとう、由月さん。ええ。今すぐ呼んできますね。』



中原さんはICUを出ていった。




中原さんは美人だけど、少し毒舌っていうか、何事もハッキリ言ってくれる、姉御肌タイプって感じ。




歳は20代前半くらい。



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