不器用な恋


『あと、姫城さんは右足を骨折してる。感覚ないんだよね?』



アタシは頷いた。



『今、立てる?』



アタシは布団をどかし。ベットに腰かけた。



中原さんがアタシの体を支え、ゆっくりと立ち上がった。




あ………左足………感覚ある。





『どう?どっちかの足、感覚ある?』



アタシは左足を指差す。




『左足?なら、松葉杖を使えば、移動できるよ。中原、松葉杖。』




『わかりました。』

中原さんはアタシをゆっくりとベットに座らせた。
< 68 / 239 >

この作品をシェア

pagetop