不器用な恋
『あと、姫城さんは右足を骨折してる。感覚ないんだよね?』
アタシは頷いた。
『今、立てる?』
アタシは布団をどかし。ベットに腰かけた。
中原さんがアタシの体を支え、ゆっくりと立ち上がった。
あ………左足………感覚ある。
『どう?どっちかの足、感覚ある?』
アタシは左足を指差す。
『左足?なら、松葉杖を使えば、移動できるよ。中原、松葉杖。』
『わかりました。』
中原さんはアタシをゆっくりとベットに座らせた。