ありがとう

流石に今回はまずいと思ったのか、嫌々そうに飛び跳ねながら薄暗い路地から抜け出し、そのまま眩しい空へ飛び立って行った。

遠くの空に消えていく黒い正体を見つめながら、まだイライラする元気は残ってたんだなあと彼は思った。
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