*おベンキョの時間*
雨音とともに聞こえてくる申し訳なさそうな尭耶さんの声。



「……」



私はガラス越しに聞いていた…ーー


でも顔は見れない……


ガラス扉を挟んで…尭耶さんは話を続ける。


「……俺は…君のお母さんにNO1ホストにして貰った…。君のお母さんには頭は上がらない。頼まれゴトも断れなかった…」



「……」



「…君の男嫌いを直す為に…君には…思わせぶりなコトばかり言って…すまなかった
結果的に…いっそ…男嫌いさせてしまったかな?」



「……」





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