*おベンキョの時間*
尭耶さんのホットケーキはメイプルシロップでテカっていた。



ナイフとフォークでホットケーキを切り分けて口に運ぶ。



「プールは入れそう?」


「あ…はい…」


「じゃあ~午前中に入ろうか?」



「……はい…」



私もホットケーキにメイプルシロップをかけた。



「もう少しかけたら?」


「いいです…」
尭耶さんは私の手元からシロップの瓶を奪う。


「遠慮せずに……」


尭耶さんは自分のと同じにたっぷりとシロップをかけた。








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