*おベンキョの時間*
「た、た、た、尭耶!!!?」


お母さんがテンパりながらも尭耶さんの名前を呼んだ。


「菜々香ちゃんは俺の許婚です!!」


「!!?どう言うコトだ?金森社長…」


尭耶さんは私の腕を掴んだ。



「だからこの話を受け入れるコトは出来ません…!!」


尭耶さんが見合い場所に乗り込んで来るなんて想定外!!



でも…ずっと正座していた私は足が痺れて立てなかった。



「立てない…………」



「えっ!!?」






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