*おベンキョの時間*
【18】苦い恋の想い出
お母さんは遠回しな言葉だけど…私と尭耶さんのコトを認めてくれた。



そして…尭耶さんがホストとして店に立つ記念の日に私を『Goldmoon』に連れて行ってくれた。




店の外には尭耶さんの門出を祝う花が並べられている。



二度目の来店。



「いらしゃいませ…由愛子さん、菜々香さん」



白いスーツに身を包んだホストの尭耶さん。




屋敷で過ごした尭耶さんとは別人の様相。



「こんばんわ…」


「中へどうぞ~」


寂しいけど他のお客様と同じ扱いで私たちを店内に招き入れた。

< 206 / 312 >

この作品をシェア

pagetop