*おベンキョの時間*
本当に尭耶さんは意地悪な人。



ーーーそろそろ寝よっか~


「へ、は…あ…うん…」


耳元で囁かれているみたいな錯角を起こす私。



ーーー何…慌ててるの?俺が隣に居て…囁かれた思った?



見透かすように詰る尭耶さんのSっぽい声に私はいっそ頬を紅くする。


「うん…」
私は素直に頷いた。



ーーー…俺はいつでも…菜々香ちゃんと夜を一緒に過ごしたいと思ってるけど…菜々香ちゃんは覚悟出来てるの?



「えっ!?」













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