*おベンキョの時間*
「僕の理想は嘘を付かない人間…今まで…付き合っていた相手も皆…嘘つき
だった…でも…菜々香ちゃんは嘘を付けない性格みたいだね~」



「……」



私を見つめる理杏君の碧い瞳が甘い光を湛える。



「……僕は両刀(バイ)なんだ…」



男も女もOKって…コト??


「!!!?」





今度は…両腕を掴まれて…理杏君の胸に強引に引き込まれた。



理杏君…



男の娘なのに……




やっぱり男の子だ!!




私の力では振り解くコトが出来ない!!?



< 268 / 312 >

この作品をシェア

pagetop