*おベンキョの時間*
気が付くと…俺はソファーに転がっていた。



「目覚めたか?わが息子……」


俺はその声にハッとして、飛び起きる。



病院で別れたはずの親父だった。



「……手荒な真似をしてすまなかった~」


「……」


今でも殴られた後頭部に鈍い痛みが残っていた。



「いったいどういうつもりだ?」



「お前も歌舞伎町に居たんだろ?俺のコト本当に知らないのか?」


「……知らない…」


「……『Glodmoon』のNO1じゃあないのか?」


「今は違う……」



「歌舞伎町のドン…ミスターMだ」
< 279 / 312 >

この作品をシェア

pagetop