*おベンキョの時間*
「……君…可愛いね~へへっ」



薄気味悪い笑みを浮かべて私に顔を近づけて来る。


「てめえ~失せろ!」


理杏君はオジサンを睨み付けてドスの利いた声で吐き捨てる。


「……君は男?」


「そうだ!何か文句あっかぁー?いいからあっち行け!!」


「オカマ!!!」


オジサンは悔し紛れに理杏君に吐き…人混みの中に消えた。


行き交う人たちは私たちに注目。


理杏君は見る人たちに碧の瞳でガン見して…視線を逸らさせる。


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