*おベンキョの時間*
「……何もされてないか?」


「うん…」


「……変なヤツにナンパされるんだったら一緒に居た方が良かったかな?」



理杏君の買って来てくれたミネラルウォーターを渇いた喉に通した。



理杏君の姿を見て安心したのか…



身体の硬直も消え、声も出るようになった。


「ありがとう~理杏君」


「さっきの僕…男らしかった?」


「え、あ…うん…」


「一応…僕…女装は趣味でしてるけど…男に変わりはないから…」






< 288 / 312 >

この作品をシェア

pagetop