*おベンキョの時間*
テーブルにケーキとコーヒーを置くと…さっさと出てしまった。



「……このまま…行けば…留年も有り得る……」


「……」



尭耶さんは下唇を噛み締めて…考え込む仕草をする。



何をしても…尭耶さん…様になる…。



私はうっとりと尭耶さんを見つめた。



「……おい…優しく教えてやろうと思ったが…指導方針を変える!スパルタだ!!」



「えっ!?」



尭耶さんの眉毛がキュッと吊り上がる。

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