*おベンキョの時間*
「……まあ~勉強はケーキを食べてからだ…」



尭耶さんは英国式のアフタヌーンティーを思わせる二段式のスタンドの皿に乗ったプチケーキを見つめる。



「どれも美味そうだな~♪」



さっき…吊り上がった眉毛は下がり…瞳をキラつかせて…プチケーキを選ぶ。



「甘い物スキですか?」


「へ、あ…は…あ……」


尭耶さんはしどろもどろの反応。



「……私もスイーツはスキです……お菓子作りは得意中の得意です!」



「……マジで??」



尭耶さんの瞳が宝石みたいに輝きだした。

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