*おベンキョの時間*

俺はいつものように彼女の隣に座って涼しげな微笑を浮かべていた。



「…教員免許も持ってるのよね…」


「はい…」


「……ねえ~私の娘のカテキョしてくれない?」



娘??


何?由愛子さんって…娘居たの?


旦那さんは10年前に死んだと聞かされてたけど…
娘が居るなんて初耳だ……



「……中学生ですか?」


「高校生よ…」

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