天使と出逢った日~生涯君を忘れない~
Prologue
俺は君とであった日の事を
今でも鮮明に覚えている。
どこか悲しみを秘めた君の目は、
宝石を見ているように美しかった。
会いたい
会いたいんだ、梓。
日々遠ざかる思い出を
いつまでも忘れたくはない。
君を、梓を…
自分の記憶から消したくないんだ。
こんな遠回りの恋をして、
お互い不器用で、
まだまだ子供だった俺は
君に本当に惚れていた。