天使と出逢った日~生涯君を忘れない~
「……がっ!!…いが…!
大河ってばぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
耳元で大きな声が叫ばれた。
俺はうわぁ!!と飛び跳ねる。
そんな俺を見てケラケラと梓は笑う。
「んだよ、朝っぱらから…
まだ7:00じゃねぇか…」
「早く起きてよ、大河―!!!
今日はあたしの服買いにいくんだから★」
ルンルンな声で言う梓。
いつ誰がそんな約束したんだよ―…
「行かねぇよ、
ってかお前早く出てけよ、
1日って約束だろ?」
「大河は1日って言ってたけど、
あたしを拾ったのは大河じゃん?
育児放棄禁止――――!!!!!」
育児放棄って…
お前の親権は俺のじゃねぇし。(汗)
「だってあたし服これしかもってないし?
出て行こうにも出て行けないじゃん!」
「梓、金はあんの?」
「…ないよ★
大河お支払いよろしくお願いしま―す!」
さっ、早く準備して!!と、
梓は俺を急かせ、急ピッチで家を出た。