年下だっていいじゃない!
 扉が開く音がした。

 誰か来たのか?

 扉のある方を向くと、紬達が入って来た。

 俺らにはまだ気が付いていない様子だ。

 「マジ腹減ったー!早く食おうぜ!」

 「もー、ホント輝明(てるあき)って食い意地はってるよねー」

 「うるせーな」

 輝明だとかいう男は紬の頭をわしゃわしゃーっと撫でる。

 「ちょっと!髪型崩れちゃうじゃんっ」

 「お、大仏みたいになったw」

 「うっそ!?輝明さいてぇ!紗江もなんとか言ってよぉ・・」

 アハハッと楽しげな声がこっちまでする。

 


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