年下だっていいじゃない!
 声のトーンが無意識に下がる。

 「その顔は悠斗となんかあったのね」

 「え!?」
 
 悠斗のお母さんは唐突に言う。

 「あ、あの私はただ悠斗が忘れたお弁当を届けに来ただけで・・」

 「いいから、いいから。悠斗なら部屋にいるわよ」

 全部、お見通しかぁ・・。

 「すいません、お邪魔します!」

 私は悠斗のお母さんの横を通り抜け、家の中に入った。

 「あった・・・」

 悠斗の部屋の前で立ち止まる。

 な、なんか急に緊張してきた・・・。

 手に汗がにじむ。



 

 

 


 

< 42 / 57 >

この作品をシェア

pagetop