年下だっていいじゃない!
 「悠斗が謝ることないよ?悪いのは私なんだし・・」

 「いや、俺も少し怒りすぎた。わりぃ」

 これって・・・仲直り、できたってことかな・・・・?

 そう思ったら、ふいに涙が零れた。

 「あぁっ、もう泣くなよ・・・」

 困り顔をする悠斗。どうしたらいいかわからない様子だ。

 「ごめ、仲直りできたと思ったらつい・・・」

 さっきとはまた一転し、今度は顔を真っ赤に俯く。

 なんだか表情がころころ変わって面白い。

 「あははっ」

 つい、笑ってしまった。

 「なんだよ、俺なんか笑えるようなことしたか?」

 「うん、したした」
< 46 / 57 >

この作品をシェア

pagetop