年下だっていいじゃない!
 「どうかした?」

 「いや・・なんでもない」

 ほんとになんでもないのかな。

 そうは見えないんだけど・・・。

 「紬、もう遅いし帰ったほうがよくね?」

 「遅いって言ったって家すぐ隣だし、全然大丈夫じゃん」

 「俺、今日色々やることあるから集中したいんだよね」

 そう言って悠斗は、自分の耳を触った。

 あっ・・・と思った。

 

 

 

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