年下だっていいじゃない!
 もしかして、私もだよ?なんて言うのだろうか。

 「それはねぇよな・・」

 紬に聞こえないような声で呟く。

 伝えられたら、どれだけいいだろうか。

 素直に、君への気持ちを。

 この今の居心地のいい関係を崩したくない。

 今は、まだ、このままでいたい。

 

 そんなことを思いながら、2人で通学路を歩いた。

 

 
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