アイシング、マイラブソング
―いきなりヒマになったな…

僕はとりあえず1階に降りた。


両親は仕事、
姉はすでにもぬけの殻。


お腹が減ったのでコーンフレークを食べた。

僕は固い方が好きだから
牛乳を入れてすぐにガリガリ噛んでいると目が覚めてきて、

―どっか行こうかな

と脳も起きてきた。


ひとりというのもサミシイので、まず祥を誘ってみた。


プルルル
プルルル
プルルル


電話に出ない。


他にも彼女のいないヤツを中心に3・4人当たってみたが、皆すでに予定が詰まっていた。


―仕方ないか。


こうなると外へ出る気にもならず、

再び寝床に戻った。


―よし、今日はトコトン寝るぞ!
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