アイシング、マイラブソング
【4―3】ストロベリーの味?
それはそれは、些細な一言。
「まだなの?!」
学校の教室で
祥を始めとした3人から同じ言葉で同時にツッこまれた。
「え…そう言われましても…」
責められた気分で、つい小さくなる。
「オマエ、ホントに男か?」
「俺は1ヶ月だな」
「俺なら1週間だけど…今の時代、当日もアリだからなぁ」
口々に勝手なことを抜かす。
僕はひたすら反論する。
「それはオトナの話だろ?!俺らは未成年。お子ちゃまだからいいの!」
「でも…彼女は待ってるんじゃねえ?」
「積極的な女の子ってそうそういないし」
言葉が詰まる。
確かに(僕的には)、
千架は女らしく
しおらしい子。
「待ってる…のかな?」
「そうそう」
「千架を知ってる祥はどう思う?」
「藤堂は…受け身と言うよりは、自分からって感じがするけど」
「え~…積極的だと何か困るなぁ」
「出た、ウザイタイプ」
「え?」
「アドバイスされて、いちいち悩むな。潔さも大事だぞ!」
「まだなの?!」
学校の教室で
祥を始めとした3人から同じ言葉で同時にツッこまれた。
「え…そう言われましても…」
責められた気分で、つい小さくなる。
「オマエ、ホントに男か?」
「俺は1ヶ月だな」
「俺なら1週間だけど…今の時代、当日もアリだからなぁ」
口々に勝手なことを抜かす。
僕はひたすら反論する。
「それはオトナの話だろ?!俺らは未成年。お子ちゃまだからいいの!」
「でも…彼女は待ってるんじゃねえ?」
「積極的な女の子ってそうそういないし」
言葉が詰まる。
確かに(僕的には)、
千架は女らしく
しおらしい子。
「待ってる…のかな?」
「そうそう」
「千架を知ってる祥はどう思う?」
「藤堂は…受け身と言うよりは、自分からって感じがするけど」
「え~…積極的だと何か困るなぁ」
「出た、ウザイタイプ」
「え?」
「アドバイスされて、いちいち悩むな。潔さも大事だぞ!」