アイシング、マイラブソング
「ダメだぁ!」
「えっ?」
千架がわんこの心を代弁したのかと思った。
けれど違うことだった。
「何か足りなくない?」
「?」
「家でだらだらするんだから、お菓子買わなくちゃ!」
「そういうことね。」
千架の言葉や行動はけっこう突拍子ない。
けれど、
それが魅力だったりして、
どきどきする。
「悠の部屋、テレビある?」
「うん。テレビデオ」
「じゃあビデオも借りよう!」
「いいね!」
なんて成り行きでビデオも借りることにした。
定番の
千架と二ケツでサイクリング。
彼女は僕の背で横向きに座って頭をもたれかけてきた。
それが心地よくて、
一人幸せに酔いしれた。
その時間は束の間、
レンタルビデオ屋は千架の家から程近いのであっという間に終わってしまった。
「さぁ、行くぞーっ」
まだ自転車を立てかけている僕を置き去りにして、
千架はさっさと店内に入っていった。
―子供か、あの子は…
そう思いながらも楽しくて、
すぐさま背を追いかけた。
「えっ?」
千架がわんこの心を代弁したのかと思った。
けれど違うことだった。
「何か足りなくない?」
「?」
「家でだらだらするんだから、お菓子買わなくちゃ!」
「そういうことね。」
千架の言葉や行動はけっこう突拍子ない。
けれど、
それが魅力だったりして、
どきどきする。
「悠の部屋、テレビある?」
「うん。テレビデオ」
「じゃあビデオも借りよう!」
「いいね!」
なんて成り行きでビデオも借りることにした。
定番の
千架と二ケツでサイクリング。
彼女は僕の背で横向きに座って頭をもたれかけてきた。
それが心地よくて、
一人幸せに酔いしれた。
その時間は束の間、
レンタルビデオ屋は千架の家から程近いのであっという間に終わってしまった。
「さぁ、行くぞーっ」
まだ自転車を立てかけている僕を置き去りにして、
千架はさっさと店内に入っていった。
―子供か、あの子は…
そう思いながらも楽しくて、
すぐさま背を追いかけた。