アイシング、マイラブソング
「おじゃましまぁす。今日は皆さん居るの?」
「家族はみんな出かけてる。どうぞどうぞ」
家に着くと
僕が先立って2階にある自分の部屋へ案内した。
千架は前人未踏の地へやってきたかのように、
楽しそうにしながら後をついてくる。
「俺の部屋はマジ大したことないよ…」
「そんなの気にしないよ。ウチも大したことないし」
一言二言話すうちに部屋に着いた。
ここへ辿り着くまでに長く会話が出来るほど広い家ではない…。
僕が紳士を気取って押し戸を開けた。
「さぁ、お入り」
「失礼します」
主の僕も一瞬驚いてしまうくらい。
いつもはゴミの山にただいまを言っているので、
足の踏み場があるこの場所は、
僕の居場所ではない気がしてくる。
昨夜
夜更かしをしてまで片づけを頑張った僕の努力の賜物。
僕の家に来ることが決まってから2週間もあったのだが、
なんだかんだでサボっていたため、
昨日死にもの狂いでやる羽目になった。
それ以前に普段からきれいにしていれば無駄な労力を使うことにはならなかったのでは、
と言われれば、
ハイその通りです、
と言うしかない。
「家族はみんな出かけてる。どうぞどうぞ」
家に着くと
僕が先立って2階にある自分の部屋へ案内した。
千架は前人未踏の地へやってきたかのように、
楽しそうにしながら後をついてくる。
「俺の部屋はマジ大したことないよ…」
「そんなの気にしないよ。ウチも大したことないし」
一言二言話すうちに部屋に着いた。
ここへ辿り着くまでに長く会話が出来るほど広い家ではない…。
僕が紳士を気取って押し戸を開けた。
「さぁ、お入り」
「失礼します」
主の僕も一瞬驚いてしまうくらい。
いつもはゴミの山にただいまを言っているので、
足の踏み場があるこの場所は、
僕の居場所ではない気がしてくる。
昨夜
夜更かしをしてまで片づけを頑張った僕の努力の賜物。
僕の家に来ることが決まってから2週間もあったのだが、
なんだかんだでサボっていたため、
昨日死にもの狂いでやる羽目になった。
それ以前に普段からきれいにしていれば無駄な労力を使うことにはならなかったのでは、
と言われれば、
ハイその通りです、
と言うしかない。