アイシング、マイラブソング
千架とずっと、
一緒に居られますように。
それが消えてしまうまでに3回も言えなかったけれど、
3分の1の効力でもあればいい。
少しでも永く、
千架とこうしていたい。
千架に愛されていたい。
その分努力するから。
千架を僕から奪わないでください。
神に祈るのはたやすいことだ。
あとは僕が頑張れるかどうか。
千架を大切にする。
一生やってみせる。
どうか、
この誓いと引き換えに、
ずっと彼女をここに置いていてください…。
無心に祈りながら、
僕は千架の小さな頭を
繊細な宝物を扱うように
心を込めて撫で続けていた。