アイシング、マイラブソング
「めっちゃ勉強になった!」


あっという間に終わり、
千架は興奮冷めやらぬ状態で色々と喋り続ける。


「歌いながらあんなに動けるなんて」

「心の込め方が上手いなぁ」

「あたしも発声がんばらなきゃ!」


僕は微笑ましくて、
ただただ耳を傾ける。


「悠も感動した?」


「ううん!」


「ありがと、ね」


千架が腕を絡めて
頭をもたれかけてきた。



「…どういたしまして」



千架といると癒される。

和みながら、

二人並んで歩く。
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