アイシング、マイラブソング
「…なぁ…俺どうしたらいい…?」
悔しくて叫んでみたはいいが
すぐに落ち込んで、うなだれた。
僕の弱さを見た美和は、強気に微笑えんで言った。
「思うようにしなよ。千架は悠くんの行動なら何だって許すはず!」
―思うように…
―だったら、まずは…
―千架の笑顔を取り戻したい。
寂しくなんかしなくていい。
たとえ彼氏と彼女として付き合うっていう繋がりがなくっても、
いつだって自分は千架を応援してるってこと、
伝えたかった。
自分の中の笑顔の千架はまるで太陽。
まぶしく輝いて元気をくれる。
僕は月として、彼女の光と引力という支えがあってやっていける。
…って、『アイビームーン』のセリフのパクリだけど。
でもホントの気持ち。