アイシング、マイラブソング
「そのチャンスを逃して、今さら連絡先聞くのも何か恥ずかしいって、あきらめようとしたの」
「へえ…」
「高校入ってからも悠くんのこと気にしててね。地元も学校も最寄り駅が同じだから会えないかなぁって期待してた」
―ちょっと…ホントヤバイ…
「だから高校一年の6月に再会した時は運命だってすっごい喜んでて」
―運命…?
「あたし気を利かせて先に帰ったでしょ?あの後『メアド聞きなよ』ってメールしておいたの」
―だから帰り際に聞かれたんだ…
「なんか…普通の恋する女の子だったのにね」
「…………」
「夢と恋…なんで両方手に入れちゃダメなんだろう…」
「…………」
「夢ってそんなに大事かな…?」
―俺もちょっと思ったけど…
「運命の人を手離してまで…叶えるものかな?」
「へえ…」
「高校入ってからも悠くんのこと気にしててね。地元も学校も最寄り駅が同じだから会えないかなぁって期待してた」
―ちょっと…ホントヤバイ…
「だから高校一年の6月に再会した時は運命だってすっごい喜んでて」
―運命…?
「あたし気を利かせて先に帰ったでしょ?あの後『メアド聞きなよ』ってメールしておいたの」
―だから帰り際に聞かれたんだ…
「なんか…普通の恋する女の子だったのにね」
「…………」
「夢と恋…なんで両方手に入れちゃダメなんだろう…」
「…………」
「夢ってそんなに大事かな…?」
―俺もちょっと思ったけど…
「運命の人を手離してまで…叶えるものかな?」