アイシング、マイラブソング
そんな中、卒業を前に学校で式の練習があった。
校歌や卒業の歌を歌いながら
また千架を思い出していた。
―やっぱり俺は歌がヘタだな…
―千架は歌が上手くて、
―歌が好きで。
―だからプロになりたがってる。
―そのために俺と別れる決心をして…
―美和が『何でもっと引き止めなかった』って言ったけど、
―引き止めて、もし戻ってきたりしたら「夢ってその程度の気持ちなの?」って逆に冷めていたかもしれない。
―千架…
―俺は千架の夢の応援に徹する。
―千架が好きだから。
♪いざさらば~
さ~ら~ば~と~もよ
かがやかしい~
あすのひのため~
学校卒業の歌詞なのに
サビの一部分に感情移入をしてしまった。
高校卒業よりも
千架から完全に離れることが悲しくなった。
校歌や卒業の歌を歌いながら
また千架を思い出していた。
―やっぱり俺は歌がヘタだな…
―千架は歌が上手くて、
―歌が好きで。
―だからプロになりたがってる。
―そのために俺と別れる決心をして…
―美和が『何でもっと引き止めなかった』って言ったけど、
―引き止めて、もし戻ってきたりしたら「夢ってその程度の気持ちなの?」って逆に冷めていたかもしれない。
―千架…
―俺は千架の夢の応援に徹する。
―千架が好きだから。
♪いざさらば~
さ~ら~ば~と~もよ
かがやかしい~
あすのひのため~
学校卒業の歌詞なのに
サビの一部分に感情移入をしてしまった。
高校卒業よりも
千架から完全に離れることが悲しくなった。