アイシング、マイラブソング
先刻の酔いの覚めやらぬ中、夢心地で電車の中を過ごした。
案外と話は尽きなかった。
というのも、千架がたくさん喋ってくれたからだ。
「今日はバスケ部の応援で学校に行って」
「女子なんだけどすごい迫力で」
「帰りに友達とマック寄ってね」
うんうんと頷きながら聞いていた。
「明日は1日中晴れだといいねっ」
「そうだな」
普通の会話でも、
千架と話すことは特別で。
この時の僕には充分だった。
一緒にいたいっていう、
『好き』の想いが叶っていることが。
案外と話は尽きなかった。
というのも、千架がたくさん喋ってくれたからだ。
「今日はバスケ部の応援で学校に行って」
「女子なんだけどすごい迫力で」
「帰りに友達とマック寄ってね」
うんうんと頷きながら聞いていた。
「明日は1日中晴れだといいねっ」
「そうだな」
普通の会話でも、
千架と話すことは特別で。
この時の僕には充分だった。
一緒にいたいっていう、
『好き』の想いが叶っていることが。