アイシング、マイラブソング
僕は

何か疑問ができたら、
すぐに解決しなければ気が済まないなんて熱血なタイプではない。


だから

いま目の前で

千架とさわやかくんのツーショットを見ているのは偶然なのだ。


けして張り込みしていたとかではない。


祥からメールが来た翌日のことだった。

確かに一日中気にはなっていたが。

こんなにいきなり目の当たりにするとは思ってもいなかった。



大げさに言えば、青天の霹靂。



―部活の後みんなで喋ってるんじゃなかったな…


このタイミングに帰ってきた自分が皮肉に思えた。
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