アイシング、マイラブソング
僕は祥の家に遊びに来ていた。
「でさぁ、祥。藤堂がメール返してきてさ」
「へえ…おっ!危ねぇ!」
「『あたしもストロベリー味が好き♪』って」
「ふ~ん…あっ、なんだコイツ!」
「アイスの趣味まで合うなんて、もう気が合うに決まってるよな?」
「あ゛ーっもう!おめーのオノロケのせいで死んだじゃねえか!」
「え??」
祥の部屋のテレビ画面には
GAMEOVERのテロップ。
ヤツは長いことアクションゲームをやっていたが(僕のせいで)ようやく手が止まった。
「すまん、ゲーム中に話しかけちゃって」
「…おまえはちょっと落ち込んでる方が静かでいいわ。また藤堂が男といたらソッコー教えてやる!」
「ゲームオーバーだからって俺に当たるなよ!」
こんなコドモなやつがモテるんだから不思議だ。
この前もウチの高校の女の子にコクられてたし。
奴にはどんな魅力があるんだろうか…
長年一緒にいるが、男目線だからか良くわからない。
「でさぁ、祥。藤堂がメール返してきてさ」
「へえ…おっ!危ねぇ!」
「『あたしもストロベリー味が好き♪』って」
「ふ~ん…あっ、なんだコイツ!」
「アイスの趣味まで合うなんて、もう気が合うに決まってるよな?」
「あ゛ーっもう!おめーのオノロケのせいで死んだじゃねえか!」
「え??」
祥の部屋のテレビ画面には
GAMEOVERのテロップ。
ヤツは長いことアクションゲームをやっていたが(僕のせいで)ようやく手が止まった。
「すまん、ゲーム中に話しかけちゃって」
「…おまえはちょっと落ち込んでる方が静かでいいわ。また藤堂が男といたらソッコー教えてやる!」
「ゲームオーバーだからって俺に当たるなよ!」
こんなコドモなやつがモテるんだから不思議だ。
この前もウチの高校の女の子にコクられてたし。
奴にはどんな魅力があるんだろうか…
長年一緒にいるが、男目線だからか良くわからない。